2024年9月に開幕した新生プロリーグ「リーグH」女子リーグのレギュラーシーズンが2025年5月25日に全30試合を終了。 喜田ことみの歴史的得点記録樹立、ブルーサクヤ鹿児島の圧倒的強さなど、数々の話題を生んだシーズンの総括をお届けします。
シーズン終了日
公式順位表の最終更新は 2025年5月25日 で、これをもってレギュラーシーズン全30試合が終了しました。
最終順位と主要スタッツ(上位5チーム=プレーオフ進出)
順 | チーム | 勝点 | 勝-分-敗 | 得点 | 失点 | 得失差 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | ブルーサクヤ鹿児島 | 52 | 25-2-3 | 957 | 784 | +173 |
2 | 北國ハニービー石川 | 47 | 21-5-4 | 828 | 692 | +136 |
3 | アランマーレ富山 | 43 | 19-5-6 | 855 | 788 | +67 |
4 | 熊本ビューストピンディーズ | 39 | 18-3-9 | 765 | 699 | +66 |
5 | 香川銀行シラソル香川 | 33 | 16-1-13 | 905 | 890 | +15 |
6位以下:
- イズミメイプルレッズ 31点
- ザ・テラスホテルズ ラティーダ琉球 24点
- HC名古屋 23点
- 飛騨高山ブラックブルズ岐阜 18点
- 三重バイオレットアイリス 14点
- 大阪ラヴィッツ 6点
※ 1〜5位が6月13日開幕のプレーオフへ進出します。
個人表彰(レギュラーシーズン)
部門 | 受賞者 | チーム | 数値 |
---|---|---|---|
得点王/フィールド得点賞 | 喜田ことみ | 大阪ラヴィッツ | 241得点(195フィールドゴール) *リーグ新* |
7 mスロー得点賞 | 佐藤美月 | アランマーレ富山 | 73得点 *リーグ新* |
シュート率賞 | 安藤かよこ | イズミメイプルレッズ広島 | 79.8 % |
シュート阻止率賞 | 馬場敦子 | 北國ハニービー石川 | 40.1 % |
7 mスロー阻止率賞 | 鈴木梨美 | アランマーレ富山 | 36.7 % |
フェアプレー賞(チーム) | 大阪ラヴィッツ | — | — |
主要ランキング上位
得点ランキング
- ①喜田ことみ 241点
- ②喜納歩菜 193点
- ③岡田彩愛 187点
GK阻止率ランキング
- ①馬場敦子 40.1%
- ②フレヤ・ハマー 37.7%
- ③宝田希緒 37.7%
新記録ハイライト
- 喜田ことみが得点王・フィールド得点の両部門で従来記録(197点/165点)を大幅更新。
- 佐藤美月が7 mスロー得点で過去最多を2点上回る73得点。
シーズンのポイント
ブルーサクヤ鹿児島が勝点52・得点957・得失差+173で首位を独走し、攻撃面でもリーグ最多得点を記録。
2位北國ハニービー石川は堅守(失点692)で接戦をものにし、馬場敦子の40.1%セーブ率が光りました。
下位に沈んだ大阪ラヴィッツはチーム成績こそ最下位(勝点6)ながら、喜田ことみの歴史的ハイスコアとフェアプレー賞で存在感を示しています。
これらの数字が示すとおり、上位3クラブが安定感を保つ一方、個の突出した活躍がリーグ全体の記録を塗り替えたシーズンとなりました。
次のステージ
プレーオフ情報
開催日:6月13〜15日
会場:国立代々木競技場第一体育館
進出チーム:上位5クラブ
レギュラーシーズンを終えて、上位5クラブは6月13〜15日@国立代々木競技場第一体育館で行われるプレーオフに臨みます。 新記録保持者たちがそのまま頂点まで駆け上がるのか、堅守の北國や勢いあるアランマーレが逆転を狙うのか、見どころは尽きません。